社員研修に力を入れる企業があるその一方で、社員研修を必要と考えていない企業、あるいは社員研修を全く行わない企業も少なからずあります。

しかし社員研修を蔑ろにしてしまうと、企業は様々なダメージを被る事になります。

■優秀な人材が辞めてしまう

社員研修がきちんと行われない場合、まず優秀な人材が会社から離れてしまう事が考えられます。社員研修が行われない場合、社員のモチベーションにはバラつきが生じます。

このモチベーションの差は時に、優秀な人材にとって成長の妨げに感じられます。そして「どうしてモチベーションの低い人間と仕事をしなければならないんだ」と考えるようになり、会社を離れてしまうのです。

■企業風土が根付かない

また社員研修が行われないと、企業風土は生まれません。企業には新卒採用の社員だけでなく、中途採用の社員もいます。中には、外国人を社員として採用している企業もあるでしょう。

そのような場合、社員一人一人が持つ価値観は多様化しているため、その価値観を統一させる必要があります。しかし社員研修がないと個々の価値観の統一を図る事は難しくなるため、社員一人一人が同じ価値観を持つ企業風土が生まれないのです。

その他にも、トップのビジョンが浸透しない・企業イメージの悪化・問題社員の増加など、様々なマイナス要素が表面化します。

社員研修をしっかりと行えば、優秀な人材が辞職する事はなくなり、良い企業風土が生まれます。
さらにトップのビジョンが浸透し、社員一人一人のモラルが向上、そして企業のイメージアップへと繋がります。

つまり社員研修を行う事は、これらの相乗効果により、企業の成長・業績向上が見込めるのです。
費用面を気にする経営者や役員もいると思いますが、起業がより発展するためには、社員研修は絶対的に必要不可欠なのです。