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GOLD MT EGGS NEWS

2017.06.26

どうして人は変われないのか?(2)

どうして、人は変われないのか。

 

変わりたいと思う人は多々います。

もっと成功したいと思っている人もいます。

今の状況から抜け出したいと思っている人もいます。

 

そして、みんな努力しています。 本などを読んでるかもしれません。

しかし、人はなかなか変われません。

 表面的な理解、楽して変ろうとすると逆にマイナス

 

自分を変えるためには、一定のレベルで自分のこれまでの思考パターンを否定しなければいけない事が必ずあります。

しかし、多くの人は、変りたいとは思うけど、人は自分自身のこれまでの積み重ねたものを信じたい側面を持っています。自分を否定したくなんかありません。

その結果、思考パターンを変える事をせずに、表面的なスキルなテクニックに走る人が結構おられます。

そうでなくても、かなり表面的に、自分のこれまでの思考パターンにてらしあわせて、自分に都合良く、受け取り、逆に、マイナスに作用する事もあります。

 

今回は、人生を大きく変える事すらできるNLPを例にとり、NLPですら、表面的に理解してしまうと、逆効果である例をみていきましょう。

 

 

 

大きく変わる事のできるNLPですら、下手な理解をすると、逆に人生を悪化させるかもしれない。

 

NLPは超実践的な、総合心理学、脳科学といったものです。深いところまで学び、習得さえすれば、人生のあらゆるところで役に立ちますし、本当にびっくりするほど強力すぎる良い結果がどんどん得られるのですが、
表面的に学んでしまうと、大やけどを負う事があります。
(どんな強力な良い結果が得られるのか、は、後述します。)

 

いくつかの例をあげて説明しましょう。

 

・人の気持ちに寄り添えなかったり、ラベル化(これはこう言うものと言う決め付け)が強い人がいます。

 

例えば自分が参加したセミナーが、自分の思ったとおりでないと、

こんな事を学びにきたのではないなどと、泣き出したりするし、

誰かのために何かをしても、自分がこんなに沢山「してあげた」”のに”・・・、などと主張するかもしれません。

こういう人は、自分のこだわりと、ラベル化(決め付けや人への押し付け)が強すぎるのですが、スキルを用いて見方を変えてしまうため、まったく気が付けなくなっているかもしれません。

 

・ひどい場合は、自分の考えにそぐわなかったり、気に入らなかったりすると、批判をはじめ、他人をおとすことで、自分の価値を高めるようなトークをします。

 

・指摘を自分への批判と捉えてしまったり、自分の主張を受け容れられないと感じたら、その相手に恨みを抱いてしまう人もいます。

 

・自分の主張で周囲を振り回した挙句、いざとなると無責任に突き放す人もいます。

 

こうした結果は、NLPのスキルを活用するあまり、大切なメンタル状態が、とにかくどんな状況においても、自分=正義となるように、保たれてしまっている可能性が非常に高いわけです。

一般の方でもそういう方はいますが、NLPのスキルだけを用いてしまっていると、さらに厄介です。自分が見えているもののフレームを変える、ネガティブを消去する、など、様々なスキルを習得している場合、どんな言葉も事象も、もはや耳に届かなくなってしまうからです。

 

つまり、先に述べた、自己肯定感が高まりすぎているのと、客観性をもてていないためおきていて、相手を見ようとしているのではなく、自分を中心にして世界を構築している事に気がつけなくなっているという事です。

 

・金銭の稼ぎ方を教えてやる/もっと学んでたくさん稼ぎたい、なんて言う人もいます。

 

そもそも金銭は目的じゃないはずで、何か自分の価値感情を実現するための道具に過ぎません。

 

トレーナーですら、こんなトレーナーがいるのです。伝える側の我々が、必死にならなければ、表面的に学んでしまったりすると、こうした傾向は顕著に出てきます。

 

学びたてのクライアントで良くやってしまうのは、
常にポジティブにした方が良いと思い込んで、今は少し哀しい気持ちに沈みたいと思っている人に対しても、無理やりポジティブにするような励ましを行ってしまう事です。

 

まったく相手を見ようとしていませんよね。 別に悲しみに沈みたい事が悪なのではありません。その状態から帰ってこれなくなってしまうとまずいですが、NLPは、こうした自然な状態を否定するような単なるポジティブ思考とは異なるのです。

 

・他人が話す全ての結果や言動を自分の手柄にしてしまう男性と女性を見たことがありませんか?

 

こういう人は、自分が正しくないとおかしい、と言うメンタルに、犯されてしまっています。たまたま、一人の女性トレーナーに、幾人かのトレーナー仲間たちと共にひどく振り回された事があるのですが、彼ら彼女らと話しあったところ、否定的なものをスキルを用いて全て排除した結果なのかもしれませんね、と言う事で見解が一致しました。

 

他にも、自分の言動に責任を持たなくなって、自分の都合の良いように記憶が変わり、都合の悪いこと全てを他人の責任にする事が強化されてしまった女性トレーナーも幾名かおられました。また、信頼関係が大事だ、ちゃんと信頼関係をとってくださいという割には、自分の行動や言動をすっかり棚に上げて信頼関係を自ら壊している男性トレーナーを見たこともあります。

 

彼や彼女たちの場合は、NLPを学ぶ中で、自分にとって都合の良い部分だけを捉えてしまい、自分自身が抑え込んでいたものを肯定してしまったのかもしれませんし、自分の都合を通してのみ他を見ているのかもしれません。

 

いずれにせよ、周囲を良い気持ちにはさせない結果を生じていることは変わりありませんが、本人たちは気がつきもしません。

 

このようにNLPを表面的に学んでしまうと、NLPを学んだのに、結果が悪い、自分の周りから人が減った、意味がなかった、などと言う、哀しい出来事が起きてしまうのです。

 

しかし、しっかりと学べばこんな結果になる事はないと思います。

こうした結果は、完全にトレーナーや団体の責任ですので、そういう方は、ぜひ、これだ!と思った人から学びなおすか、自分のあり方、特にメンタルを見直して頂きたいと思います。

 

まとめると、

・NLPは表面的に学んでしまい、それだけが真実だと思い込んでしまうと、人生を好転どころか、悪化させてしまう可能性があります。最初よくても後に駄目になったり、駄目になったと気がつかずに、周囲がいなくなっていたり、色々です。

 

・逆に、深く学んだり、良く理解していて、伝える努力を惜しまない方から学ぶと、人生を回復させたり、幸福を呼び込んだり、どんどん好転していく。

 

この二つの事は是非、覚えて置いてください。NLPと聞いて頭ごなしに否定する人もいるのですが、元々は経験則から生じた実学であり、最近は、どんどん脳科学の進歩によって、その成果が証明されていっています。有名になったルーティンや、マインドフルネスなんて、NLPには、かなり前から存在しています。

 

なお、どうしてこんなネガティブな事を書くのかと言えば、時折、こういう質問を受けるからです。

 

「他校などで見ていると、NLPを学んだはずなのに、学ぶ前より付き合いたくない人になってしまう人が多々いるんですけど、どうしてなんですか?」

 

その答えが今回記載した内容になります。

次項では、NLPの可能性の話、しっかり学べばどれほど良いものなのかについて述べます。

 

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